ジモティは近隣の人と物をあげたり売ったりするためのサービスです。
じつはジモティで車をうることもでき、うまく取引をすることができれば、愛車を相場より高く売ることもできます。
とはいいつつ、ジモティというサービスを理解しておかなりと、あとでトラブルになってしまう可能性もあります。
ジモティで車を売る流れや必要な手数料などについてご説明していきます。
ジモティで車を売る手数料は無料だけど・・
ジモティは『無料で利用できる地元限定の掲示板』だと考えると仕組みがわかりやすいです。
掲示板なので欲しい人と売りたい人がその掲示板をみて連絡を取るので無料で構わないのです。
ジモティはどうやって収益を出している?
車の売買ができるネットワークを提供してくれているのにどうしてジモティは無料で利用できのかが気になりますね。
ジモティは広告収入で稼いでいる
ジモティのサイトを見てみるといろんなところに広告があり、なかには過去に自分が閲覧したamazonや楽天の商品の広告も出ていたりします。
これらの広告から閲覧者が商品を購入したり、いろんなサービスに申し込むことでジモティに広告収入が入る仕組みになっているのです。
手数料は無料だが諸費用は必要
ジモティで車を売るための手数料はジモティの運営に支払う必要はありません。
ただし、車の売買をする上で必要になってくる登録に関する印紙などは売買をする人たちで支払う必要があります。
ですので、実際には車を10万円で売りたいと価格を設定しても、名義変更に必要な諸費用は買う側の人に負担してもらうこともしっかりと伝えておく必要があります。
ジモティーでの車の売り方
まずはジモティに会員登録
ニックネームを決める
ここで決めたニックネームはジモティのサービス内での呼び名になり、実際に会う買い手さんとのやり取りでも使用されます。
つまり、匿名で利用することができるため、あまりにも呼ばれて恥ずかしいニックネームにはしないほうがいいでしょう。
また、読みにくいアルファベットの羅列でのニックネームも避けるようがいいでしょう。
よくない例)「空飛ぶタラバガニ」「モフモフ大王」
↑ちょっとこんな名前で公衆の面前で呼ばれたくないですね。
おすすめな例)「サトウ3」「yoshimotoよしもと」
↑こんなニックネームにしておけば、呼びかけられても恥ずかしくありません。
メールアドレスの登録をする
メールアドレスはジモティのアカウントを作る上で必要になります。
フェイスブックなどのアカウントから作ることもできますが、Gmailやヤフーメールなどのフリーメールで登録しておくといいでしょう。
ただし、フリーメールの場合、ジモティからのお知らせのメールなどが迷惑メールとして扱われてしまうこともあるので、最初の確認メールのときに確認しておきましょう。
パスワードを決めて入力
パスワードに関してはとくにおすすめはありませんが、あまりにも簡単なものやメールアドレスそのままなどは不可です。
登録したメールアドレスを確認
会員登録をすると登録したメールアドレスにジモティから確認のメールが届きます。
届いたメールに貼り付けてあるURLをクリックすると会員登録が完了となります。
投稿フォームに内容を入力して掲載
ジモティで車を売るときに大事なのは車に関する情報をなるべく詳しく掲載しておくことです。
車種、年式、走行距離はかならず必要ですが、他にも買いたいと思う人が知りたいと思う情報は先に入れておくといいでしょう。
これをしておくことで、車の内容に関する質問への不要なやり取りを減らすことができます。
問い合わせが来たらチャットでやり取り
ジモティの中でチャットをすることができるので、価格の交渉や売りたい車の詳細の説明もすることができます。
このやり取りをしながら、返信の早さや言葉遣いなど、相手がどういった人物なのか知っておくようにしましょう。
受け渡しなどの相談をする
売買に関する金額や受け渡しの期日などを具体的に決めながらやり取りをすすめていきます。
受付の終了をする
双方が納得できる条件になれば、どの人に車を売るのかを決めて掲示板の内容を変更します。
お互いが準備する書類などの確認をしておく
車の名義変更に関してはジモティの中古車購入ガイドを確認しておきましょう。
ジモティ 中古車購入ガイド
https://jmty.jp/about/car_trading_guide?access_type=pc_item
ジモティーで車を売る際のトラブルは?
トラブルはどうしても多い
車の個人売買ではトラブルはつきものというか、まったくトラブルがないというケースが少ないほどです。
多少なりとも行きちがいや誤解もあり、そこらへんも双方が理解した上での売買ができる相手を見つけることが大事です。
トラブルが少ない買い手を見つけるには、まずコメントの内容や礼儀正しいのか、コメントに対する返信が早くて誠実なのか、などで判断することができます。
もちろん、詐欺まがいの業者が入り込んでいることもあり、また女性が売り手であるばあい、足元を見られたり強盗などの被害にあう恐れもあります。
個人情報は相手に教えない
なかにはジモティの外側でのやり取りを希望する人もいますが、フリーメールでのメールやり取りも含めて基本的には個人情報を明かすのはやめておくほうがいいでしょう。
ジモティでは売買が終わったあとも掲示板を通してコメントでやり取りをすることができるので、車を売ったあとのちょっとした問い合わせには返信することができるようになっています。
車を売ったあとの不具合
車の状態については事前にしっかりと説明しておく必要もありますが、基本的にはノークレーム・ノーリターンでも構わないという前提にしておくほうがいいでしょう。
車のトラブルなどはプロの整備士でも予測できないことが多いので、そこは相場よりも安く購入できるというメリットとデメリットを理解してもらうしかないでしょうね。
名義変更での書類の不備でトラブル
車の使用者や所有者を変更するためには、車を売る人と買う人の双方の公的な書類が必要になってきます。
比較的に書類の処理が簡単な軽自動車でも住所確認の書類はかならず必要になりますし、名義変更をする当日までにしっかりと準備をしておく必要があります。
ただ、こうしたことにかなりルーズな人もいることは確かで、約束どおりに準備をしてくれていないことで名義変更がスムーズに行かず、なんどもやり取りをするハメになることもあります。
とくに3月は年度末なので、月をまたいで4月に入ってしまうと、自動車税が旧所有者に請求されてしまうこともあり、トラブルのもとになってしまいます。
代金の受け渡し
直接のお金のやり取りも可能ですが、ジモティの運営に間に入ってもらうことも可能ですので心配なら先に代金の入金をジモティにしてもらうのもいいでしょう。
ドタキャンは不可避かも・・
ジモティでかなり多いのが待ち合わせの場所に買い手が現れないという「ドタキャン問題」です。
せっかく休日の時間を使って待ち合わせの場所に行っても相手がこなかったりかなり遅れてきたりというトラブルは多いです。
そこはネット上で知り合った相手ということで、買い手も軽い気持ちでいることが多いです。
少しでもドタキャンを回避するためには事前にやり取りをしっかりとやっておく必要があり、待ち合わせの場所もわかりやすい説明をしておく必要があります。
大手の電気屋さんやショッピングモールの駐車場などがいいのですが、屋根付きの駐車場などなら雨の日でも話がしやすいです。
まとめ
今回はジモティを利用して自分の車を売る方法を紹介しました。
普段は新車や中古車の販売や下取りに携わってきているので、車の個人売買のリスクはかなり大きいと思っています。
できれば地方での知り合いだらけの地域での譲り合いの精神に近い感じでやり取りができればいいのですが、金額が大きいほど駆け引きも必要になります。
自動車の売買は、うまく立ち回ると簡単に利益を生むことができ、それだけに知識も豊富な悪徳業者が混ざっている可能性もあるのです。
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