MOTAは入札する会社が少ない?一社だけが入札なら安い査定額になる?

MOTA 買取業者が入札 MOTA

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高い買取実績と営業電話が少ないことで定評のあるMOTAですが、査定の依頼をしたのに一社だけしか入札が入らなかったというケースもあります。

原因はいろいろありますが、とくに地方ではMOTAに加盟している買取店が少ないこともあり、入札をする業者が出てこないことがあります。

では、入札する会社が一社だけしかない場合はMOTAへの査定依頼をキャンセルして別の一括査定サイトなどに査定を依頼するほうがいいのでしょうか。

結論から言うと「一社だけでも高く売ることは可能です」と言っておきます。

ただしその場合は入札が増えるような「工夫」も必要になり、ちょっとしたことでより多くの買い取り店からのアプローチを増やすことができます。

MOTAは一括査定とオークションのそれぞれのメリットを取り入れた仕組みですが、入札件数を増やし、買い取り額を高くするコツについてご説明していきます。

MOTAで入札が少ない原因

MOTAのセールスポイントは、最大で20社が買取価格を入札してくれることで買取業者の間で競合があり、査定額が上がってくれることです。

逆をいえば、査定に参加してくれる業者が少ない状態では査定額の競合もおきにくく、オークション形式ならではの盛り上がりに欠け、買い取り額が上がりきらない可能性があります。

まずはその理由を先に知っておくことで、入札に参加する業者を多くするための対策を見つけることができます。

MOTAの加盟店が少ない地域では入札されにくい

MOTAに加入している買取業者は地域によってもバラつきがあり、人口が少ない「地方」と言われるエリアではどうしてもオークションに参加する業者の母数が少なくなってしまいます。

そもそも、その地域にある車の買取業者の絶対数が少ない場合、MOTAに加入している業者はさらに少なくなってしまいます。

とはいえ、そこに参加する業者の中には、海外に輸出することを考えていたり、全国ネットのオークションに参加している業者もいるので、『地方 = 狭いマーケットで戦っている』とは限りません。

全国ネットで出品している業者もいる

僻地と呼ばれている地域でも日本全国に顧客を持つことができれば、地方のルールで戦う必要はなく、全国区の相場で買い取りができることもあるのです。

日本海側には輸出業者が多い

青森、秋田、新潟、富山、石川、福井、鳥取などの日本海側のエリアでは、ロシアや中東など日本車が多く輸出される国への輸送に有利なため、輸出業者も多いです。

日本の中古車は135カ国の国や地域に輸出されており、買い取った車をプールしておくための広大な土地は地方のほうがコストを抑えることができます。

海外に販路を持っている業者は強い

買い取った中古車を海外に輸出することをメインにしている業者もいるので、地方だからとか、入札が少ないから、必ず安くなってしまうとは限りません。

ただし海外には海外の事情があるので、パンデミックや紛争、為替レートなどで車の輸出に消極的になる場合もあります。

たとえば2020年ごろは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が原因で、半導体の供給が追いつかなくなり、パソコンだけでなく自動車の納期までおくれたことがありました。

その当時の中古車の相場も高止まりしていたので、中古車を売るには非常に有利に働く時期でした。

市況を見ながら在庫の中古車を売るような買取業者にとっては、多少の相場の乱れは想定していますし、『買えるうちに買っておく』という感じです。

ここまでのまとめ

・地方ではMOTAに加入している業者が少ないため入札が少なくなることがある

・日本海側の地域では輸出専門の買取業者も多く日本車の人気も高い

・世界中に輸出する販路を持ってる業者は「買えるうちに買う」という強気な買い取り姿勢

・買い取り業者の主な売り先はネットオークション

買い取り店の定休日を避けて申し込みをする

MOTAへの加盟店が少ない地方では、買取店や整備工場が定休日にしている日に申し込みをしないほうが、少しでも入札がやりやすくなります。

カーディーラーの定休日は月曜日から水曜日の間に設定していることが多く、商談が増える土日祝は営業している店舗が多いのでMOTAのなどのネットからの査定依頼にも対応するスピードも早いです。

それに対して、ディーラー以外の整備工場は日曜日と祝日を定休日にするところや、自動車の登録に関することは陸運支局や軽自動車協会などの公の機関に申請にいくので平日に営業をします。

車買い取り店の定休日はいつ?

買い取り業界では日曜日や祝日には直接お店に買い取りや査定の依頼で来店するお客が多く、平日を定休日にしていることが多いです。

とくに地元のディーラーと合わせることもあり、月曜日から木曜日のいずれかを定休日にする傾向が強いです。

ただしガリバーやネクステージ、アップル、カーセブンなどのテレビコマーシャルを打つような大手の買い取り店では無休にしているところもあります。

つまり、より多くの業者に入札をしてもらうには、

・日曜日や祝日なら買い取り店が営業していることが多い

・水曜日や木曜日は地元のディーラーに合わせて定休日にしている業者もいる

これらのことを念頭に入れて査定申し込みをしてみるのもいいでしょう。

ただし都市部ではいつでも査定依頼してOK

今回はMOTAの入札を増やすためにはどんな工夫をするかとうテーマでお話していますが、都市部や県庁所在地があるような地域では買い取り店の店舗数も多いので定休日を考慮する必要はあまりありません。

不人気車には入札数が少ない

MOTAではオークションのメリットを取り入れることで複数の業者からの入札で競合が生まれ、買取価格を高くすることができます。

そのため、入札するという形式を取る以上は市場の原理がはたらくことになり、「多くの人が欲しがる車」「少数しか欲しいと思われない車」ということになります。

とうぜんですが売れやすいのは前者で、中古車を販売をする業者としては売れやすい車を買い取りたいと考えています。

入札されにくい不人気車とは?

MOTAだけでなく、中古車オークションでは人気車と不人気車がはっきりとわかります。

入札されにくい不人気車とはどんな車種なのか挙げていきます。

・新車から人気が出ないままモデルが消滅してしまった車種

・セダンタイプなどの人気の出ない形状の車(ただしハイブリッドカーはのぞく)

・低年式車(ただしスポーツカーやクロカン四輪駆動車はのぞく)

・走行距離の多い過走行(ただし人気車やスポーツカー・SUVなどはのぞく)

ざっくり言えばこれらのような車は不人気車になってしまい、オークションでも入札があまり多くならない傾向にあります。

さらに上記のなかでも悪い条件が重なると、どこに査定に出しても「値段はつきません」と言われてしまいます。

たとえば、

・セダン

・不人気車種

・過走行

こんな車種ならどこの買取業者も興味すら持たないでしょう。

では、こういったモデルの車は売ることは不可能なのかというと、お金にすることはできます。

ただし、「車」という商品ではなく、リサイクルするための「廃材」として引き取られることになります。

その場合は廃車を買い取ってくれる業者にアプローチすることで意外にも高い買い取り額になることもあります。

MOTAで一社だけしか入札がない場合の対処法

MOTAに審査申し込みをした結果、一社しか入札がなかった場合、他の会社との比較ができないので、適正なのか安いのかがわかりません。

それでもディーラーの査定よりは確実に高いので、先にディーラーで査定をしていた場合は、「ディーラーよりも高い査定額だったから売ってしまおう」と判断してもいいでしょう。

とはいえ、より高い買取額を期待していて納得できないなら、いつくかの対処法があります。

入札してきた買取店に交渉する

MOTAでは入札してきた上位の3社が交渉することができる仕組みになっていますが、1社だけでも審査を申し込んだ翌日の夕方には電話がかかってきます。

そこで、アポイントを取って実際に車をみて買取り査定をしてもらったうえで、その車のセールスポイントをアピールしつつ、買取額を交渉してみましょう。

・ワンオーナーであったので大事に扱ってきたのでキズやヘコミは少ないしメンテナンスも行き届いている。

・ディーラーオプションが装着されており希少性が高い。

・後付けのアルミホイールが付いていてタイヤの溝も多い。

などなど、中古車販売をする側にとって売りやすいポイントが多いと査定額も上がりやすくなります。

MOTAをキャンセルして他のサービスを利用する

1社だけの入札では車を売る決心がつかないという場合は、MOTAとは別のサービスを利用してもいいでしょう。ただし1社でもMOTA経由で入札があった場合は、礼儀としてキャンセルを伝えるようにしましょう。

不人気車や低年式車などディーラーや中古車販売店で「下取りでは値段がつかない」と言われてしまうような車の場合はMOTAでも入札が入らないこともあります。

その場合でも「無料で引き取ってくれ」とゼロ円買い取りを依頼するのはもったいないかもしれません。

廃車の引取サービスのなかにはリセールやリユースが可能な車に関してはそれに見合う買い取り額を提示してくれることもあります。

MOTA以外ででおすすめのサービスは?

ここではMOTAにも共通するような仕組みを使っている2つのサービスを紹介しておきます。

カーセンサー

参加する買取店が非常に多い

カーセンサーは、いわゆる一括査定サイトですが提携する買い取り業者が多く、MOTAでは入札が少ないような地方でも複数の業者から電話による査定依頼が入ります。

ただし電話が多すぎるというのも一括査定のわずらわしいところで、とくに人気車や高年式車などは、申込みをするなり電話がなり続けることもあります。

オートバックスも参加している

MOTAにはオートバックスは参加しておらず、カーセンサーなら査定依頼をすることができます。

オートバックスは買い取り業界では良心的な買い取り額と、強引な買い取りをしないことでも定評があり、おすすめの買い取り業者です。

全国展開をしているので、店舗数が多くのエリアにあるので、MOTAでは入札が少ない場合でも、カーセンサーで一括査定を依頼するとオートバックスからも査定依頼が入ります。

とにかく多くの業者からの査定依頼を受けたいと考えるなら提携数の多いカーセンサーを利用するのもいいでしょう。

カーセンサーはオークション形式の査定もある

一括査定として依頼すると、それぞれの業者から査定をさせてくださいという電話がはいり、そのつど査定に立ち会わないといけません。

それにたいしてオークション形式での査定を希望すると、査定をする回数は一回だけで、あとは全国のカーセンサーに参加する業者からの入札が入るようになります。

オークションで業者からの入札をつのるので一括査定よりはスピード感に欠けるというデメリットはあるものの、買取業者からの電話はなく、買い取り額の値段交渉をする必要もありません。

なお、カーセンサーでは大手のオークション代行サービス、ユーカーパックのシステムを使っているのでオークションを希望するならユーカーパックに直接依頼するのいいでしょう。

ユーカーパック

8,000社が参加するオークション大手

一括査定のデメリットや、一部の買取専門店の悪質で強引な買い取りを嫌うユーザーから高い評価を受けている、新しい車の売り方としてオークション代行サービスがあります。

ユーカーパックに参加する業者は、大手の買い取り店も含め8,000社を超えています。

メルカリやヤフーオークションと同じく、車をオークションで売ることができますが、「オークションで車を売るって大丈夫?」というユーザーの不安を取り除くためさまざまな工夫がされています。

個人情報はオークションには掲載されない

ヤフーオークションで車を売る場合などはトラブルになるリスクもありますが、ユーカーパックは独自のシステムの中でオークションが行われており、個人情報が参加業者に漏れることはありません。

最終的に落札されたときには買い取った業者に情報が伝わりますが、売買契約などはすべてユーカーパックが代行してくれるので安全かつ楽に車を売ることができます

査定は一回、やり取りも運営オペレーターとだけ

ユーカーパックの査定には少しデメリットがあり、査定にかかる時間が少し長いということです。

これには理由があり、全国のオークションに参加する業者は、査定士が撮影した画像を頼りにして入札額を決めるので、プロの査定士が納得するような細かな画像が必要になります。

そのぶん、この一回の査定だけをすればいいので、一括査定のようにそれぞれの業者と何度も査定のための時間を割く必要ななくなります。

また査定をするためのやり取りや、車が落札されたあとのやりとりもユーカーパックの運営オペレーターとだけで終わるので電話連絡も必要最低限で済みます。

結論|MOTAの入札結果から次を考えよう

MOTAに参加する業者が少ない理由として、比較的に審査が厳しく、優良な店舗や企業に限定されているところもあります。

つまり評判が悪すぎるような企業などは参加できなかったりペナルティが課せられることもあり、MOTAを経由した業者なら買い叩くような査定をすることはないでしょう。

また、実際に査定をしてもらったあとでMOTAサイトで口コミレビューを書き込むことができるので、それぞれの業者も悪い口コミが書かれないように気をつけることになります。

入札が少ないとはいえ、提示してくる査定額はディーラーなどよりもはるかに高いので、先にディーラーで査定をしていると「ディーラーより高い」と評されることが多いです。

入札が少ないなら一括査定を試してみる

MOTAに査定を依頼しても期待するほどの入札がなかった場合はMOTAをキャンセルして一括査定やオークション代行を利用するといいでしょう。

ただしオークション代行は、落札額が「売り切り価格」に到達した場合は、必ず車を売却しないといけないので、申し込みは車を決心ができてからにしましょう

まずはキャンセルができるMOTAを試してみてから一括査定サイト、一括査定サイトの電話攻勢が煩わしく、売却してもいい金額が決まっているならオークションで、という流れがおすすめです。

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