ユーカーパックの売り切り価格とは?
ユーカーパックの売り切り価格っていうのがよくわからないんだけど・・・?
売り切り価格とは、「売り切り価格よりも高い金額が入札されたら必ず車を売ります」ということを指します。
でもそれじゃ、知らずに安い売り切り価格にしてしまったら損するんじゃない?
そこは大丈夫です。ユーカーパックが売り手と買い手の両方が納得できる買取のラインをユーザーにアドバイスしてくれますよ。
車に詳しくない売り手が安すぎる値段で車を売ってしまわないようにアドバイスしれくれるってことか。
ですね。中間マージンをカットしているので、売り手も買い手も損をしない仕組みにできるんですね。
じゃあ、納得できない場合は売り切り価格を超えてもキャンセルできる?
それはできないんですよ。
売り切り価格以上の入札が入った時点で「やっぱり売りたくないな」と思ってもキャンセルすることはできないんです。オークションなんで・・・。
それなら高めの売り切り価格を設定してオークションに出しておけばいいんじゃない?
そういう強気な売り切り価格の設定をすることもできますが、あまりにも高すぎる金額にしようとしてもユーカーパックの運営側から「その価格では売れませんから売り切り価格を下げましょう」とアドバイスが入るでしょうね。
ユーカーパックってどっちの味方なわけ?
売り手であるユーザーさんと、買い手である業者さんの両方にメリットを出したいでしょうね。ですが、ユーカーパックは落札された金額に応じて手数料を業者に請求してるので、高い値段で売れて欲しいってホンネもあるかも。
つまり車が高く売れたほうがユーカーパックも儲かるってことか。
ですね。わざわざ安い売り切り価格にさせる必要はないんですよ。
適切な売り切り価格にしておけば下取りよりも高く売ることはできる
ユーカーパックでは売り切り価格をどれくらいの金額にするかどうかは査定をしたあとで運営側からのアドバイスがもらえます。
売り切り価格の基準になるのは、過去に同じ車種がどれくらいの入札で落札されたかなどがデータとして残っていて、その情報にもとづいて今の相場ではじき出しています。
かなり適切な価格に落ち着いていくのですが、愛車の売却が決まったあとでこの売り切り価格についてトラブルは起きないのでしょうか。
今回は、ユーカーパックの売り切り価格について
以上の疑問点にお答えしていきます。
ユーカーパックの売り切り価格とは
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たとえば、このランドクルーザー場合はすでに売切り価格以上の入札がされていることになりますね。
ああ。画面の右上のところに「売切」って付いてるね。
これは、45万円でスタートした入札が84万6千円まで入札されて売切価格を超えてますよ。というマークなんです。
じゃあ、それでオークションはおしまいってこと?
いやいや、ここからがオークションのすごいところなんです。盛り上がるのはここからです。
どういうこと?
ユーカーパックに参加する業者さんは車を買い取りたいから入札してるわけですが、オークションが始まった直後は売り切り価格がわからないので、いくらで買い取れるかがわかりません。
どの業者も探りを入れたいよな。
ですが、「売切」のマークが点いた時点で『その金額ならウチはもっと出せるよ!』と最高入札額にかぶせてくるんですよ。
そういうことか。
つまり、時間制限が決まっているオークションでは、早い段階で売り切り価格のマークが付くとオークションが盛り上がるんですね。
なるほど。あんまり高い売り切り価格に設定してしまうとオークションの制限時間内に売り切り価格を超えないことがあるんだな。
ですので、そこらへんをユーカーパックの運営側も「高すぎず」「安すぎず」の売切価格を売り手であるユーザーさんにアドバイスするんですね。
売却を決定する最低ライン
ユーカーパックはオークション形式で車を売却する方法で、より多くの買取業者に愛車を見てもらうことができるので少しでも高い入札額を入れた業者がその車を買い取ることができます。
ですが、愛車を出品しているユーザーさんとしては、「安い金額では売りたくない」と考えるのは当然のことですし、オークションに参加する買取業者としては「少しでも安く車を仕入れたい」と考えるのも当然です。
そこで、売り手と買い手の双方が納得できる基準となる価格を決めておくことで、相場の知識がない一般ユーザーも安心してオークションに愛車を出品することができるようにしています。
つまり、売り切り価格とは一般ユーザーが損をしないように、その一方で買取業者が「いくら入札しても落札できなよ」とならないための、売り手が売却してもいい最低ラインこそが「売り切り価格」なのです。
売り切り価格は業者にはわからない
買取業者と出品者(ユーザー)を公平に扱うために、ユーカーパックでは売り切り価格を業者側に教えることはありません。
もしも業者が売り切り価格を知ってしまえば、そもそもオークションとして成立しませんし、入札が盛り上がることもなく、業者から手数料をもらっているユーカーパックとしても望ましくありません。
ユーカーパック側としては、落札された金額に対しての手数料が収益となるので、参加業者が売り切り価格を超える入札をしてくれるほうが売上もあがるのです。
つまり、ユーカーパックとしては一般ユーザーに高く愛車を売ってもらいたいと考えていて、そのいっぽうで参加する業者には何度もオークションを利用してもらうことが目的です。
売り切り価格はどうやって決まるの?
査定結果と相場ので決める
ユーカーパックでは実際に車の査定をしてもらい、査定が完了したらユーカーパックのデータベースから同じような条件の車がいくらで落札されたのか、最新の情報と照らし合わせていきます。
ユーカーパックでは同一車種の落札額を参考に、査定した車のキズや凹み、走行距離などを考慮しながら、商品としての価値を具体的に金額にしていきます。
実際はもっと複雑な要素も加味していくことになり、オークションが行われた時期やその車種がモデルチェンジした時期やライバル車など、市場の相場と照らし合わせていきます。
条件が近い別のフィットが直近ではいくらくらいの入札額が入り、察祭にはどれくらいの金額で落札されたのかを参考にしつつ、査定依頼をしてきたフィットのオーナーに説明します。
オーナーはユーカーパックの運営側から提示された過去の落札実績を参考に、「この金額を超えた入札額が入れば売ります」という売り切り価格を決めていくのです。
売り切り価格は誰のために決める?
少しでも愛車を高く売りたいユーザーとしては、オークションで高値がついて跳ね上がるほど嬉しいわけですが、「自分が納得できる入札額が入れば売る」というラインを決める必要があります。
なぜなら、ユーカーパックのオークションシステムに参加している業者は、仕事としてオークションに参加しています。
「車を売るかどうかはその時の入札額で決める」といった、曖昧で車を売る決心ができていないユーザーはオークションに出品されても業者もユーカーパックも困るのです。
では、売り切り価格を設定させられるユーザー(出品者)はユーカーパックと参加する買取業者にいいように買取額を決められて損をするのかといえば、答えは「NO」です。
なぜなら、ユーカーパックの運営会社は、ユーザーが出品した車が落札された金額に応じて、落札した買取業者から手数料をもらうビジネスモデルです。
業者だけでなく、出品したユーザーも納得できる金額で取引が行われることで、ユーカーパック側にも利益が残るため、より高い額で落札される売り切り価格を設定することを目指しています。
売り切り価格は業者にはわからない
出品者が出品する前に設定した売り切り価格は、オークションに入札する買取業者にはわからないようになっています。
ですが、このままだと「いくらまで入札したらこの車は落札できるんだ?」と入札が盛り上がらないことになってしまいます。
そこで、売り切り価格に到達した車に関しては『売り切り価格以上の入札額が入っています』ということがわかる仕組みになっています。
この状態になると、そこからは入札する業者同士で「おっ!その価格で落札できるのか。じゃあ、あと超えだ」みたいな感じで本当に落札したい業者がギリギリのラインで入札額を競い合うモードに入ります。
売り切り価格は安い?
あまりにも高すぎる売り切り価格を設定してしまうと、いくら入札が入っても落札ができないと、参加業者も不信感をいだきますし、オークションに参加すらしてもらえなくなります。
とはいえ、安すぎる売り切り価格を一般ユーザーに設定させてしまうと、「ユーカーパックでは高く売れなかった!」という口コミが広がってしまうことになります。
その一方では、売り切り価格を高くしてしまいすぎるとオークションが盛り上がらなくなり、参加業者からは「ぜんぜん安く車を仕入れられなかった!」となってしまいます。
つまり、ユーカーパックの運営側としては、買取業者と出品者の双方が納得できるような金額で車が落札されることを目指しています。
「じゃあ、ギリギリまで高い金額では車を売ることができないわけ?」
ここでこんな疑問を抱いた方もおられるはずで、これこそが、オークションでは最高額で売るのは難しいと言われるゆえんでもあります。
とはいえ、オークションには全国から多数の業者が参加していて、「その車なら今すぐに欲しい!」という業者もいます。
多少は高く買うことになっても、とにかく早く車を仕入れて納車したいという業者にとっては、かなり強気な入札額を入れてくることもよくあります。
「こんな車を探して欲しい」という感じで、すでに買い手がいるような場合がその典型例です。
結果的にオークションでの入札が頻繁に行われることで、相場よりも高い価格で落札されることも期待できます。
これらのことを踏まえると、売り切り価格は必ずしも「そこそこの高値で売れた」ではなく参加する業者も驚くような高値で取引されることもあるのです。
売り切り価格は変更できない?
オークション中は変更できない
オークションという特性上、オークションが始まってしまったら売り切り価格を変更することはできません。
もしも安い金額の売り切り価格を設定してしまうと、納得できない価格で車を売ることが決まってしまうこともあります。
オークションが流れたあとは変更可能
売り切り価格はオークションが終わったあとなら変更することができ、売り切り価格を超える入札がないまま
売り切り価格を強気な価格にしたために入札が入っても売り切り価格に届かず、落札されずにオークションが終了することもあります。
ユーカーパックは売り切り価格でトラブルにならないの?
「売り切り価格が安すぎだった!」「損した!」みたいなクレームはないのかな・・。
それはないと思いますが、売り切り価格について誤解したままオークションに出品してしまうとトラブルになっちゃいますね。
それはどちらに非があるんだろう。
売り切り価格を決めるときやオークションに出品するときの約款をきちんと理解してないユーザーさんに問題があると思いますけどね。
でも、約款ってめちゃくちゃ細かいじゃん。
ええ。ですがホントに大事なところは口頭でもしっかりと確認してるはずですよ。
大事なところって?
売り切り価格を超えた入札があったらキャンセルができないってところでしょうか。
売り切り価格についての説明が必ずある
ユーカーパック側としては、オークションがスムーズに進み、なおかつトラブルが発生しないように、ユーカーパックのオークションの仕組みをしっかりと理解したうえで利用してもらいたいと考えています。
とくに車を出品しようとしている一般ユーザーは、オークションや車の買い取り業界への知識があまりなく、「そんなこと聞いてないよ!」ということにならないための説明をしっかりとしておく必要があります。
「売り切り価格」こそ最重要項目
ユーカーパックでトラブルになる可能性が高いことと言えば、この売り切り価格に関する説明がしっかりとできているかどうかです。
売り切り価格とは売却を決定する最低ラインなので、そもそも車を手放す決心ができていない人にはオークションに参加してほしくありません。
ユーカーパックの運営側としては、そのことを理解しているので、ただ単に愛車の相場を知りたいだけのようなユーザーには、「売却の意思がない方はご利用できません」とまで言い切っています。
そのことを踏まえた上で査定やオークションへの手続きが進んでいくので、売り切り価格が原因でトラブルになることはあまりありません。
トラブルにはなりませんが、最終的な売却価格(落札価格)については、「もう少し(落札額が)上がると思ったのに・・・」という不満はあるかもしれません。
この部分に関しては、出品する車種や時期でも大きく違ってくるので、市況に左右されてしまうことは否めません。
とはいえ、はじめに設定した最低ラインを超えていてこその落札なので、予定よりも安く車を売ってしまうことにはならないのです。
売り切り価格をうまく設定して車を高くうる方法とは?
入札する業者のテンションが上がる瞬間とは
先にお話した通り、ユーカーパックでは、出品者(一般ユーザー)が設定した売り切り価格は入札する業者側にはわからない仕組みになっています。
そのため、オークションが始まったすぐには、いくらの入札が入ればその車を落札できるのかわからない状態で、業者どおして探りながら入札しています。
ところが、売り切り価格を超えた入札がはいった時点で、「落札できる金額まで入札がはいりましたよ」という『売り切り』の表示がされます。
入札されている金額はオークションに参加しているすべての業者が見ることができるので、そこで『売り切り』の表示が入れば
「あれ?その金額で落札できるの?じゃあウチはプラス一万円で入札してみよう」
といった感じでリアルな入札合戦モードになります。
とにかく早く車を仕入れないといけない業者なら、多少の利益は減っても、落札できるまでじりじりと入札額を上げていくこともよくあることです。
業者間オークションでは千円単位のボタンをカチカチと入れ続けて競っていくやりかたにも慣れているので、落札できる金額がわかると、参加する業者もテンションが上がるのです。
つまり、高すぎる売り切り価格を設定してしまうと、なかなか『売り切り』の表示がつかないので、落札したいと考えている業者も「高買い」してしまうかもしれないと警戒してしまうのです。
できれば許せる範囲で売り切り価格を低く設定することで、早い段階で売り切り表示が入り、傍観していた他の業者の食指も動くことがあります。
結果的にオークションが盛り上がり、はじめに設定していた売り切り価格よりも高い金額で落札されていく可能性が上がるのです。
時期や市況も大事な要素
年間でも中古車の取引が活発になる季節があり、とくに年度末などは、車を売りたいユーザーも買いたい業者も多いです。
こんな時期ならやや強気な売り切り価格でもオークションに参加する業者も早く車を仕入れたいと急いでいるので強気な入札をしてくることが多いです。
また、中古車の相場が上昇するような要因もあり、基盤不足で新車の納期が遅れているとか、災害などで中古車の需要が高まっていることもあります。
また、同じ車種でも新型車が登場することで、旧モデルの相場が下がることがありますが、新型車のデザインなどがウケが割ることもあり、意外と旧モデルの需要が高くなることもあるのです。
ユーカーパックの運営側のアドバイスも大事
ユーカーパックでは、売り切り価格を設定するときに、オークションに出品する一般ユーザーに対して、「売り切り価格はこれくらいにしませんか?」というアドバイスをくれます。
この金額は、直近で行われたオークションでの販売実績をもとにしているので、かなりリアルな金額となり、同じような金額で落札される可能性が高いということになります。
あとはその金額が売却してもいい最低ラインになるので、そこに納得できるかどうかを出品者本人が決めることになります。
ユーカーパックとしては、より高く車が落札されることで、落札手数料を業者に請求する仕組みなので、少しでも高く車が売れて欲しいのです。
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